【新唐人2016年3月23日】
去る19日、中国湖南省の高速道路で、ガソリントラックの爆発事故が起きました。湖南省嘉禾(かか)警察署は、『ウェーボー』で、78人死亡、66人負傷、36人が失踪と発表しましたが、すぐに削除しました。
19日夜8時過ぎ頃、中国の高速道路で、ガソリントラックが引火し、爆発しました。付近の自動車とトラック4台にも引火し、同時に7台の車が破損しました。この事故が原因で、現場には、深さ50ミリ、広さ20平米の穴が出来ました。
20日、中国当局が事故について、死者5人、負傷者20人と公式発表しました。
但し、事故が起きた夜には、湖南省嘉禾(かか)警察署は、『ウェーボー』で、78人死亡、66人負傷、36人が失踪と発表しましたが、5分後に削除されました。
その後、湖南交通警察署は、死者と負傷者は2人ずつと発表しました。ネットで噂を流した者に責任を追及しようとしています。
中国公安部も78人の死者という情報を流した者に、法的責任を追及すると発表しました。
交通警察署と公安部の『ウェーボー』で同じ事故について、異なる情報を流したことがネットで議論を引き起こしました。
事故の負傷者数の情報はなぜ違ったのでしょうか?
昨年、中国『澎湃新聞』(ほうはいしんぶん)の報道によると、事故の死亡者数が30人以上の場合、特別重大事故となり、市の書記は交替されなければならないとのことです。
湖南の住民によると、爆発事故が起きた後、現場は修羅場となっていました。約百人がその場で命を失いました。
爆発地のすぐ近くにいた目撃者がネットで実情を伝えています。事故現場から数キロメーター以内は、強い揺れを感じました。たくさんの車が吹き飛ばされました。
また、別のネットユーザーは、「岳陽(がくよう)市のほうは、すでに、死者78人で、負傷者66人、行方不明者が36人と報道していました。これは単に公式数字であって、実際は遥かにこれを超えています」とコメントしました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/03/22/a1258893.html(中国語)
(翻訳/顧 ナレーター/佐藤 映像編集/李)